志摩市磯部町の上之郷駅の西にある。 境内横に駐車場があり、案内もあるので分かり易い。 参拝したときには、なにかの御祓いの最中だった。 社殿の写真に少し見える、拝殿右横の玉砂利の上にムシロを敷き、 その上に座って祝詞を挙げていた。 創祀年代は不詳。 皇大神宮(内宮)の別宮にあたる宮。 延暦年間(782~806)には、すでに「天照大神遥宮」と称され、 他の別宮と同様に祭祀が行われていたという。 倭姫命は「嶋國」(志摩地方)を巡幸中、 「伊雑方上」の葦原「千田」にて、 よく茂った稲穂を「真名鶴」が咥えて鳴いている様子を御覧になり、 「伊佐波登美神」にその穂を抜かしめ、皇大神の御前に奉られた。 その「伊雑方上」に伊佐波登美神が宮を造営したのが当宮であるという。 式内社・粟嶋坐伊射波神社二座の論社であり、志摩国一宮でもある。