ウィズ・コロナの社会に舵を切った岸田首相だが……この記事の写真をすべて見る 新型コロナの第8波が日本を襲っている。12日の全国の新規陽性者数は18万5千人、死者数は1日では過去最多の489人にまで上っている。後遺症に苦しむ人も増えているとされる。岸田首相は9月にコロナ感染者尾療養期間を10日から7日に短縮するなどウィズ・コロナの社会に舵を切ったが、再び疑問の声があがっている。 【マジで?】専門家「新型コロナは完治しにくい」 体内ウイルス量の推移はこちら * * * 「よくなったと思ったら、コロナのウイルスが急激に増えたんです。かなりやっかいな印象です」 こう話すのは、PCR検査に詳しい国立遺伝学研究所の川上浩一教授だ。川上教授は11月15日に37・8度の熱を出し、抗原検査の結果、コロナ陽性だった。発熱後すぐに熱は下がったが、この日から自身でPCR検査を実施し、自らの感染状況を観察した。