さて、早いもので2018年ももうすぐ終わりです。 僕は2012年8月にライフハッカー[日本版]で書評を書きはじめたので、もう6年と数か月が経過したことになります。単純計算でも、これまでご紹介してきた書籍の数は2000冊近く。当然ながら、今年ピックアップしたものも200冊以上におよびます。 年末恒例ということで、そのなかからきょうは2018年を代表する10冊を選びたいと思います。当然のことながらその作業はなかなか大変だったのですが、「これは印象的だったな」と振り返る作業をするなか、今回改めて感じたことがありました。 「これは外したくない」と思わせる書籍には、それなりのフックがあるということ。そして、なにがフックになっているかといえば、“他にはない視点”ではないかと感じたのです。 出版不況と言われる時代ですから、ひとつベストセラーが生まれると、同じようなテーマの作品が次々と量産されることになり