Microsoftのグラフィックスコンポーネントに存在する脆弱性を突く標的型攻撃メールが国内の複数の企業に送り付けられたことが分かり、IPAが回避策の実施を呼び掛けている。 情報処理推進機構(IPA)は11月20日、Microsoft製品に存在する未修正の脆弱性を突く標的型攻撃が国内企業で確認されたとして、緊急対策を実施するよう呼び掛けた。同日現在で脆弱性の修正プログラムが提供されておらず、Microsoftは「Fix it」などの回避策を提供している。 この未修正の脆弱性「CVE2013-3906」は、グラフィックスコンポーネントにおけるTIFF画像の処理に関連するもの。Microsoftは5日に、この脆弱性を突く不正なWordファイルを使った攻撃を確認したとして、注意を呼び掛けていた。同社によると、脆弱性の影響を受けるのはWindows VistaとWindows Server 200