2020年8月15日のブックマーク (1件)

  • 最も明るい真夜中を歩く - Blue あなたとわたしの本

    Blue あなたとわたしの 238 真夜中、 一人で散歩をするのが好きだ。 何時間も歩く。 足を交互に出すにしたがい、 そのまま 昇っていくような、 陶酔にも似た、 自由を感じる。 これ以上ないほど 一人になれる。 いや、違うな。 一人にはなれるのだが、 星々を散りばめた 夜空そのものに抱かれているような、 星空そのものを抱いているような、 不思議な 一体感も 覚えるんだ。 夜を 移動しながら、 あなたのことも想う。 同時代を生きる、 あらゆるの人のことを想う。 バラバラでいながら、 ひとつに繋がっているような、 もともとひとつだったような、 切なくも 温かい、 神秘的な感銘だ。 いまも 結びついているような。 照らし合っているような。 そう、 僕たちはきっと、 光を放つ 鎖のように 繋がっている。 生者とも、 死者とも、 大いなる何かとも。 僕は、 そんな、 すべてとひとつになって、

    最も明るい真夜中を歩く - Blue あなたとわたしの本