「本当に良かった」「頑張ったねと言ってあげたい」。不明になっていた田野岡大和君(7)が保護された3日朝、無事を祈っていた関係者らは一様に安堵し、捜索隊員からは拍手が上がった。 田野岡君が通う北海道北斗市の小学校では、無事発見の一報を受け、臨時の全校集会が開かれ、校長が全校児童約900人に「無事に見つかりました」と報告。児童からは「やったあ!」と歓声や拍手が上がった。 沢田慶毅教頭(48)は「頑張ったね、偉かったねと言ってあげたい。本当に無事で良かった。皆さまのおかげです」と声を震わせた。校長と担任は田野岡君に会いに病院に向かったという。 函館市に住む親戚の女性(42)は「無事見つかることを信じていたが、日がたつにつれ、山にはいないのではないか、誰かに連れ去られたのではないかと不安だった」と涙声で話した。