一家に一冊、お金の哲学! このたび、「お金で損しないシンプルな真実」という小著を朝日新聞出版社から上梓した。本稿では、この本の内容を紹介したい。 冒頭に「小著」と書いたが、自著に対する慣例的な謙遜の意味だけでなく、本文が200ページ弱の文字通り小さな本だ。 著者として目指したのは、「一家に一冊! 子供も大人も読めるお金の哲学」をコンパクトな本にまとめることだった。 子供が読めるかどうかは個々の子供に大きく依存するが(自分の息子で小さな実験をやってみたので、結果を後述する)、早ければ中学生、遅くとも高校生の知識があれば大体の意味を取ることができるだろうし、新社会人にはぜひ隅々まで理解して、お金を気持ち良く扱うことができる人生を送って欲しいと思っている。 小著の大まかな構成は以下の通りだ。 はじめに 【第一章】人生とお金で大事なことをざっくりおさえよう 【第二章】お金は、だまされずになるべく増