列車の旅で九十九里浜のサイクリングを楽しんでもらおうと、JR東日本千葉支社は、自転車をそのまま持ち込んで乗車できる「サイクリング専用列車」を7月4日に運行する。 起伏が少なく、サイクリングコースに恵まれた外房のメリットを生かして観光に役立てようと、同支社で初めて企画した。 専用列車は、往路が午前7時56分に両国駅(東京都)を出発。大原駅(千葉県いすみ市)に到着後、自転車専用道(一部は一般道)約50キロを北上してサイクリングし、海岸線の景色を楽しんでもらう。復路は成東駅(同県山武市)を午後5時にたち、両国駅に戻る。自転車は通常、手回り品として分解してバッグなどに入れて運ぶ必要があるが、専用列車は手すりに固定具を付け、そのまま持ち込めるようにした。 房総半島は、3年前から「ツール・ド・ちば」の開催地となるなど、自転車愛好家らに親しまれている場所の一つ。同支社は「電車と自転車はどちらも環境に優し