カウンタには,番号を数えあげるものと一定値を保持するものの2種類があります.表で``番号''とあるものは数えあげるためのカウンタ,それ以外のものは値を保持するためのカウンタです. 5.2.2 親子カウンタ カウンタには親子関係を持つものがあります.これは親カウンタが1つ増えると子カウンタがクリアされる関係にあるもので,章立てコマンドによって振られる番号やネストしたenumerate環境のラベル番号などがこれにあたります.例えばsubsectionカウンタは,それよりも1つ上のレベルのsection カウンタを親カウンタに持つカウンタです.このため,\sectionコマンドを用いるとsubsection以下のカウンタがすべてクリアされます.章立てコマンドのとる階層構造は,このような親子関係にあるカウンタによって制御されています.\subsectionコマンドはsubsectionカウンタの番