私は建設業で働いている。 建設業といえば世間で3Kと呼ばれる職業であり、その3Kとは、高身長、高学歴、高収入のように賞味期限の切れた女性が求める結婚したい男性の条件とは違い、真逆の3K。 危険、汚い、キモいなのである。 我々は、高いところで死と隣合わせのような作業をすることもあるし、狭いところで這いずり回って、でらでらになる事もある。 挙句の果てにはキモいと言われ、その3Kは我々男性陣の唯一の共通する部分である『モテたい』という夢から最も遠い場所なのだ。 しかし同じような肉体労働である消防士や海難レキューの人は、写真集になったり、映画化されたりと、モテまくっておられる。 建物を建てたり、修繕する事に命を懸けて、地震や災害から人命をお守りするという点では、建設業の我々と彼らの違いはないはずである。 にもかかわらず建設業の人々は、世間から罵られ、迫害され、酷い仕打ちを受けている。 なぜこのよう