(セ・リーグ、阪神8-1中日、10回戦、阪神6勝4敗、30日、甲子園)ベンチで苦笑いを浮かべて、勝利の瞬間を迎えた。あと1人のところで完封を逃した。それでも、メッセンジャーの熱投は色あせない。虎投一番乗り、3年連続の10勝目(4敗)に到達。セ・ハーラートップの小川(ヤクルト)にあと1差に迫り、チーム4連敗中の窮地を救った。 「(3タテをくらわされた)DeNA3連戦は苦しかったから、なんとか長い回を投げて、勝てるチャンスを与えたかった」 制球に苦しんだ序盤を切り抜けた。セット時の投球フォームを微調整して、尻上がりに調子を上げた。力強い真っすぐを軸に今年初対戦の竜打線の痛打を防ぐ。1点を守る六回二死一、二塁のピンチもクラークを高めの150キロ直球で空振り三振斬り。8-0の九回二死二塁から、松井に中前適時打を浴び、「ゴロは仕方ない」と悔しがったが、来日最多146球の力投は立派だ。 【続きを読む】
(セ・リーグ、広島1-6DeNA、13回戦、広島7勝6敗、30日、マツダ)勝ってかぶとの緒を締めたのは、強さの証明か。4連勝のDeNA・中畑監督は、試合後に反省点ばかり並べた。 「よく打ったけど、(安打の)本数ほど点が入っていない。チェックポイントの一つだね」 17安打6得点。一回に先制して、二、三回に突き放した。多村が7号ソロを放つなど、石川、荒波との横浜高OBトリオは計11安打で、母校の甲子園出場(詳細終面)を祝った。投打がかみ合い、いいことずくめと思われたが、違った。 「勝っているからこそ大事にしたい。できることをしないのは怠慢」 指揮官は細かい走塁ミスなどを指摘した。7月は12勝9敗。3月を除くと就任以来初の月間勝ち越しを決めた。さらに上を目指すための課題を強調した。 (安藤理)試合結果へ (紙面から)
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