きょう(2009年4月15日)のNHK「ラジオあさいちばん」で、「時の話題」という時間帯に科学ジャーナリストの小出五郎さんが出演しました。今年がチャールズ・ダーウィンの生誕200年と『種の起原』出版150年にあたることもあり、進化論を紹介していました。 さまざまな動植物の名前を出す中で、小出さんは雑草「イヌノフグリ」に触れて、次のようなことを言いました。 「イヌノフグリという草もありますね。これは、名前がたいへん失礼なのですが、それを説明しているとお話の時間がなくなってしまうため、まあ脇においておきましょう」 雑草の名前が「たいへん失礼」とはどういうことでしょう。 イヌノフグリは、3月から5月ごろにかけて道ばたに桃色の花を咲かせるゴマノハグサ科の雑草です。 「イヌノフグリ」を漢字と平仮名で書くと「犬の陰嚢」となります。「ふぐり」とは、陰嚢のことだったのですね。語源は「ふくらみがあって垂れて