われわれはもう何年も前から、経済不況の中で苦況におちいっている資本の中で、すでに資本として機能しえなくなっているものは、どんな大きな資本でも、どんな重要な社会的な役割を担っている資本であっても、破綻(倒産)させるべきであるといってきた。 実際、そのような資本を存続させることは、社会に後ろ向きの負担を強制させるだけであり、何の意味もない。 世界には航空会社が何百社もあるのであるから、国内便であっても、別に、日本航空でなければならない理由は何もない。メイドイン・ジャパンにこだわるというのであれば、むしろ、新しい航空会社を育成した方が安上がりで、手っ取り早いし、法的にも、国民感情からしてもすっきりする。。 日本航空がろくでもない航空会社であったのは、今に始まったことではないであろう。それは、何十年も前から言われていたことであり、何度欠陥を指摘されても、資本として改善を怠ってきたものである。 ここ