新型コロナウイルスの感染拡大で品薄の状態が続いているマスクの供給量を増やそうと、大手電機メーカーのシャープは、政府からの補助金を活用し、24日から三重県の工場でマスクの生産を始めました。 シャープがマスクの生産を始めたのは、液晶ディスプレーを生産している三重県多気町の工場です。 政府からの補助金を活用して、クリーンルームの空いたスペースにおよそ1か月をかけて生産ラインを整備しました。 当初は1日当たり15万枚のペースで生産し、段階的に1日当たり50万枚まで増やす計画です。 出荷は月内に始まる予定で、当面は、マスクの必要性が高いところに優先的に提供できるよう、政府と調整しているということです。 将来的には自社のネット通販サイトで一般向けに販売することも検討しています。 政府は、国内メーカーの増産や輸入の拡大などにより、月間で6億枚の供給量を確保するめどがついたとしていますが、品薄の状態が続い