覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された札幌市の無職少女(16)が、実母(42)から売春や覚醒剤の使用を強要されていた事件で、少女が道警の調べに対し、実母の再婚相手で少女に覚醒剤を注射した男(35)(覚醒剤取締法違反の罪で起訴済み)について、「優しくて自分の話をちゃんと聞いてくれる」と信頼を寄せていることが、北海道警幹部への取材でわかった。 少女には虐待されていた認識がないことから、道警幹部は今後、少女が男と再び生活をともにする可能性もあるとみている。 道警幹部によると、男と少女は8月中旬、札幌市内の自宅で覚醒剤を使用したなどとして、札幌西署に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。少女は男に覚醒剤を注射されたという。