平成22年度の完成を目指してコンクリート橋への架け替えが進む、JR山陰線・余部鉄橋(兵庫県香美町)の工事で、橋桁(げた)をスムーズに移動させ、トンネルと接続させるための実証実験が24日、清水建設技術研究所(東京都江東区)で行われた。実験は10分の1サイズで、新しいコンクリート橋(高さ約40メートル)の橋桁に使われている鋼材を再現して実施。同社などによるとこのような大がかりな橋梁(きょうりょう)実験は世界初という。関連記事「環境交通」都心で実証実験 自転車、…日本風力開発 六ケ所村でスマートグリ…記事本文の続き 新しいコンクリート橋(全長310メートル)は現在の鉄橋の南側に平行して建設。トンネルに一番近い橋桁(同90メートル)は緩やかなS字形に作られており、完成後は平行移動し、橋桁の中心部の橋脚を少し回転させてトンネルに接続する。同社では巨大で重い橋桁を安全に移動、回転させるため、シミュレー