抑うつ神経症(気分変調症)は、好きな人と別れた、親や配偶、子供との別れ、職場での地位を失ったり、引っ越しで住居が変わるなど対象を喪失することで起こる心の葛藤によるうつ症状です。 体の症状としても、不眠や食欲不振、動悸などがあります。 心の症状としては、非哀感、興味の喪失、意欲低下、制止症状(思考や行動が抑制された状態)などがあります。 抑うつ神経症(気分変調症)とは、文字通り、抑うつ状態が慢性化した状態のことを言います。 そして、外見に現れる症状は、うつ病と大変よく似ておりますが、医学的には、全く別の症状として扱われています。 もちろん、抑うつ神経症(気分変調症)は、自律神経失調症や不安障害、心身症にも分類されない病気です。 うつ病の原因は、現代ではまだ精確に解明されてはいませんが、脳内物質のセロトニンが深く関わっていることがわかってきました。 セロトニンとは、脳内の神経伝達物質の一種であ