ウェブディレクターとして働いていると、言いたくないけど言わなければならないことが多々あります。 「修正してもらったところですけど、前の感じに戻してください」「赤で依頼したんですけど、やっぱり緑にして欲しいです」「パターンを見たいので、いくつかデザインお願いします」 クライアントからの依頼を正面から全て聞き入れるのではなく、間に立ってせき止めるのもディレクターの大事な務め。しかし、クライアントの要望にも極力応えなくてはいけませんからね。 さて、そういう“言いにくいこと”をハッキリと、しかし相手の立場に立って嫌な気持ちを極力減らすように伝えるのは、ディレクターの素量の問われるところ。私の一番苦手な“コミュニケーション能力”、いわゆる“コミュ力”ってやつです。 そんな私が使っている姑息な手段。それは、指示書を作成するときに“手書きフォントでキツくならないようにする”という方法です。 手書きフォン