トレンドマイクロは16日、公式ブログにおいて、情報収集型不正プログラム「ZBOT」「SPYEYE」に関する最新情報を公表した。「SPYEYE」の新たな亜種による大規模な感染事例を確認したという。 この攻撃は、ロシアに住む20代前半のサイバー犯罪者、通称「Soldier」により、特に米国のユーザーを標的として仕掛けられたもの。その被害は個人ユーザーだけでなく米国の主要な企業にも及んでおり、6か月間で320万ドル以上、日本円で約2億4500万円以上に上ると被害が出ていると推定された(1ドル=77円で換算)。さらに、この攻撃による影響を受けた個人ユーザーや企業ユーザーは、さらに別の攻撃も受けてしまう可能性があるとのこと。現在この攻撃の影響は、米国のほか、日本を含む約90の国々のユーザーにも及んでいる模様だ。 トレンドマイクロは、今年に入り「Soldier」の活動を調査していたが、彼が「SpyEy