政府系ファンドの産業革新機構によるルネサスエレクトロニクス支援が昨年12月10日に公表されてから5カ月余り。三千数百人の早期退職者募集をはじめとする追加リストラ策発表(今年1月17日)、赤尾泰・前社長の更迭と鶴丸哲哉取締役の社長昇格(2月22日)と、再生へ向けて動き出したかに見えるルネサスだが、「新社長はショートリリーフ」と社内外で受け止められるなど、経営陣に依然求心力が働かない。当初、9月末ま
政府系ファンドの産業革新機構によるルネサスエレクトロニクス支援が昨年12月10日に公表されてから5カ月余り。三千数百人の早期退職者募集をはじめとする追加リストラ策発表(今年1月17日)、赤尾泰・前社長の更迭と鶴丸哲哉取締役の社長昇格(2月22日)と、再生へ向けて動き出したかに見えるルネサスだが、「新社長はショートリリーフ」と社内外で受け止められるなど、経営陣に依然求心力が働かない。当初、9月末ま
ルネサスにいる限り、全身全力で頑張る ――社長就任の経緯を教えてください。 打診があったのは1月末です。最初は頭が真っ白になりました。赤尾社長と産業革新機構から、それぞれ話がありましたが、本当に何を言われているのか最初は理解できませんでした。その2〜3日後にまた話があり、それで少しずつ整理されて。妻には伝えてなかったので、(トップ人事が報道されている)新聞を見てびっくりして「どうなってるの?」と言われたぐらいです。 社長を引き受けるかどうか、本当に悩みました。ルネサスはさまざまな構造改革を経て、工場の連中が本当につらい思いをしているところを見てきました。今年1月に九州の工場に行った時は、昼間に打ち合わせして、夜には従業員と酒を飲んで。彼らに約束したのは、私がルネサスにいる限り、全身全力で頑張るということでした。だから彼らと約束したことを思い出し、とにかく私がここにいる限りは頑張ろうと思いま
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