各地のホテルやレストランでメニューの表示と異なる食材が使われる食品の虚偽表示が相次いで明るみに出ました。 メニューに表示されていた本物の高級食材の産地には今、全国から注文が相次ぎ、思わぬ異変が起きています。 縁起物の食材として欠かせない今が旬の伊勢えびは、三重県が全国一の水揚げを誇っています。 今、県内の港では伊勢えびの価格が急激に上がっています。 漁が解禁された10月初旬は1キロ5000円でしたが、11月中旬には1万2000円に値上がりしました。 きっかけは食品の虚偽表示。 各地のホテルでメニューに、「伊勢えび」と表示しながら実際には外国産のロブスターなどが使われていました。 問題が明るみに出た頃から、大手のホテルやレストランからの大量の買い付けが増えたと言います。 価格高騰の影響は地元のさまざまなところに及んでいます。 伊勢えびを生きたままお歳暮用に出荷している海産物店では、店の売れ筋