おそらく、文化によって「✕は否定」という誤解が生じるということから、チェックボックスの表現がバツではなく今のような形になったのだと思われます。 もうひとつ、意味の逆転の例をあげましょう。 ソニーのゲーム機、PlayStationのコントローラーには「◯ △ ☐ ✕」の記号のついた四つのボタンがあります。 この四つの記号は子どもでも手書きですぐに書け、また相互に区別がしやすいので、いっしょにして利用しやすい記号だと言えます。 任天堂のファミリーコンピュータでは二つの「A B」というラベルを付けたボタンを主要コマンドボタンとしていました。それを受け継ぐスーパーファミコンはコマンドボタンが二つ増えて四つになりましたが、任天堂が「A B」に加えたのは「X Y」ボタンでした。子どもも遊ぶゲーム機のボタンとしては、シンプルな図形を付ける方がラテン文字で表すよりも良いように思われます。 後続のマイクロソ