日帝が統治手段にした朝鮮語の教科書『朝鮮語読本』の影印本を5冊で出版 日帝強占期の植民支配の究極的目的は、“朝鮮人を日本人に同化”というところにあった。 内地人(当時、日本人を称した語)と朝鮮人は同じだ、という内鮮一体論が代表的だ。 こうした植民地同化政策を実現する最も重要な手段のうちの一つが教育であったし、学校で習う『朝鮮語』の教科もこれに一翼を担った。 誠信女子大カン・ジンホ教授と檀国大ホ・ジェヨン教授が共に構成した影印本『朝鮮語読本』(全5冊. ジェイアンドシー編集)は、この当時の朝鮮語の教科書を一つにまとめたものだ。 編者らは、『朝鮮語読本』が朝鮮語を学ぶ言語の教科書なのに、却って本文には『修身』(倫理)の教科書にでも出てこなればならない内容が多いという点に注目した。 礼儀と道徳が強調されていて、自分自身を管理して円満な社会生活をするために必要な徳目を礼賛する内容が主に朝鮮語の教科