最低賃金が全国一律で過去最大となる28円アップする見込みとなり、コロナ禍の影響を脱し切れていない中小企業から悲鳴があがっている。特にコンビニ業界は、アルバイトの時給が最賃に近く、24時間営業であることから影響が大きい。 年間50万円ほど人件費が増えるというオーナーは、「本部や政府の支援がないのなら、深夜ワンオペを検討しなくてはならない」と嘆く。 最低賃金の引き上げは国際的なトレンドだが、実施方法を誤れば、倒産などでかえって労働者のマイナスになることも指摘されている。どういう対処法が求められるのだろうか。(編集部・園田昌也) ●コロナ禍で売上減、さらなる負担に コンビニの場合、最低賃金が28円アップし930円になると、常に2人が働いていると仮定して、人件費は年間49万560円(28円×2人×24時間×365日)増えることになる。 大幅引き上げは今年に限ったことではなく、2011年からの10年
東京都足立区の荒川河川敷で6月3日、野生のシカ(体長約1.5m)が捕獲された。付近では5月末から目撃情報が寄せられていた。 区は地域住民の安全のため、シカの捕獲許可を申請し、都がそれを認めた。シカが河川敷から市街地に出れば、道路で車や人にぶつかるおそれがあったからだ。「シカは大きいし、動きが早いし、飛び跳ねるんです」(区の危機管理部) 捕獲されたシカは、区の施設で一時保護されている。愛らしいシカの様子が各メディアで報じられたこともあってか、「引き取りたい」との問い合わせも届いているが、区職員の表情は浮かない。 「一般のかたに渡してはいけないと都から指導を受けていて、お断りしています。引き取り手募集などの記事が出ていましたが、取材先に意図がうまく伝わらなかったかもしれません」 ●捕獲されたシカはどうなるのか 今後は「殺処分の可能性も否定できません」とのこと。一般人がペットとしてシカを飼うこと
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