600万円の会員権買えば東大病院でがん検診 申し込みすでに100件…来秋開始 600万円の会員権を買うと、東大病院(東京都文京区)でがん検診を受けられるサービスに、6月の募集開始からこれまでに100件余の申し込みがあった。 同病院が民間企業と提携し、最先端の診断装置による検診を11か月に1回、提供する試み。国立大の法人化を契機に民間企業とのタイアップは進んでいるが、公共性の高い国立大病院での事業としては異例の〈高額商品〉の登場だ。専門家からは「しっかりした理念と情報公開が必要」といった注文の声もある。検診は来秋、スタートする。 この「会員制がん検診サービス」で、東大病院は、会員制リゾートクラブなどを展開するリゾートトラスト(本社・名古屋市)の100%子会社と提携。同社が会員権を販売し、東大病院の医師らが検診を担当する。来年10月、同病院内に完成する「22世紀医療センター」の中に会員