http://d.hatena.ne.jp/usataro/20070107#p1 ↑のエントリとリンク先を読んで思ったことなど。 正直、僕は図書館の「経済的なメリット」について言及できるほど経済学的な知識を持ち合わせていないのですが、個人的には、「経済性」だけで物事を判断することの危険性、みたいなものをつい感じてしまうのです。たとえば、国鉄がJRになって「民営化」されたおかげで「サービスが良くなった」というのが「成功例」としてよく語られることなのですが、これって、結局のところ「交通手段に不自由していない都会の人の意見」でしかないわけです。民営化に伴う赤字路線の撤廃で交通手段そのものを失ってしまった田舎の人は少なくないにもかかわらず、彼らの声は、その路線が無くなってしまうと、もう、誰も伝えようとはしません。彼らがみんなマイカーに乗れるようになったわけでもないでしょうに。いままで赤字だったも