2010年04月08日 野菜と果物による、全がんリスクの低下はわずか。 西欧10カ国の25−70歳の男女478,478人を8.7年追跡したところ、全がん(30,604例)のリスクは、野菜と果物を合わせた一日摂取量が200g増えても3%しか下がらなかった。論文はJournal of the National Cancer Institute電子版に2010年4月6日掲載された。 西欧10カ国の男性142,605人と女性335,873人を対象に質問票調査を行ない、過去一年間の個別の野菜と果物の平均的な摂取頻度をたずね、その回答をもとに野菜と果物の一日摂取量を計算した。 中央値で8.7年の追跡調査により、男性で9,604例、女性で21,000例のがんの発症を確認した。対象者全体の野菜と果物を合わせた一日摂取量の中央値は335g、野菜は134g、果物は170gだった。 その結果、野菜と果物を