中国四川省地震救援ニュース 103: 中国四川省大地震救援NEWS
日本時間2008年5月12日午後3時28分に中国・四川省で発生したＭ7.8の地震の復興支援活動を行っています。 スタッフYからのレポートを掲載しています。 久しぶりにYさんレポートをお届けします。 --------- 「重陽」という言葉をご存じだろうか。 陰暦（旧暦）の9月9日を日本でも「重陽の節句」、「菊の節句」と呼ばれ、五節句のひとつでもある。陽が重なると書くが、中国では奇数が陽数、偶数が陰数と呼ばれ、1月1日（元旦）、3月3日（上巳）、5月5日（端午）、7月7日（七夕）など陽数の重なる節目の日に様々な行事を行ってきた。最大陽数である「9」が重なることから「重陽」（ちょうよう）と呼ぶようになった。かつてこの日は、「菊の節句」の名の通り、平安時代は「観菊の宴」も催され、菊の花を飾ったり、菊酒（花びらにビタミンC.Eを含む）を飲み、邪気を払い、長寿を祈ったと言われる。そこから現在、中国では
空に近い村より
「あの地震の後、二次災害が予想される危険な山間部の家から移動を余儀なくされ、慣れない場所での生活は辛い。山の田畑やヤクの世話の為に通うのも大変だよ」と老夫婦はつぶやいた。日本の被災地とも似た言葉を聴いた。 「息子の妻と家族は実家に戻っている際に地震の土砂崩れに遭遇して、今も瓦礫の下に眠っているの、夫婦関係の書類が無くて、遺族への義援金も受け取っていない・・・」と息子の辛い心情を母はもらした。 水脈が変わってしまい、現在、政府が水道施設を建設中だが、水不足が深刻になっている。 完成間近だった道路が崩壊し、重要な観光収入である四姑娘山への登山者が減少しており、今も出稼ぎを余儀なくされている。 登山が好きな私にとっても、他人事と思いたくない。
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「死者３６人、負傷者５００人に 中国四川南部地震」世界から‐中国・台湾ニュース:イザ！
