10日の「世界自殺予防デー」を前に、WHO=世界保健機関は、自殺は世界で増加傾向を続けていて、年間100万人に達していると指摘し、各国に対策の強化を呼びかけました。 WHOは7日、「世界自殺予防デー」を前に、スイスのジュネーブにある本部で記者会見を開きました。 この中で、世界の自殺の現状について、増加傾向を続けていて、年間100万人に達していると指摘し、平均すると、40秒に1人が自殺しているという調査結果を明らかにしました。 このうち、死亡の原因に占める自殺の割合が高いのは、ロシアやバルト海沿岸のリトアニアなどで、逆に、南米では比較的、低いということです。 また、年代別に見ますと、15歳から19歳までの若者が年間、少なくとも10万人自殺していて、若者の自殺は、各国にとって共通の課題になっているとしています。 記者会見したWHOの専門家は「自殺は適切な対応で予防することができる。政府が中心と