学校名を屋上に描く 災害時に備え 神戸 上空から視認しやすい大きさで、屋上に文字が描かれた=神戸市兵庫区、水木小学校 大規模災害時に備え、避難所となる神戸市内の小中学校の屋上に校名を表示する取り組みが始まり、モデル校となった水木小学校(神戸市兵庫区水木通九)で二十一日、塗料を塗る作業があった。兵庫県内初の取り組みで、ヘリコプターによる物資輸送やけが人搬送の際に、上空から学校を識別しやすいようにする。(川口洋光) 市がこのほど、塗料メーカー「富国合成塗料」と「ヘリコプター用対空表示の整備に関する覚書」を締結。二〇一〇年までの三年間で約四十校に整備し、費用は同社が負担する。線の太さは約三十センチ、一文字の大きさは縦約四メートル、幅約三メートル。反射材が入った特殊な塗料で、校名を屋上に描く。 鉄筋コンクリート三階建ての中校舎の屋上(三百七十五平方メートル)で、同社の社員ら七人が塗料をローラーで塗