昨年8月9日の台風9号水害では、被害が集中した佐用町に隣接する宍粟市でも4人が負傷し、住宅559棟が倒壊・浸水した。中でも被害が大きかったのは、「福知渓谷」で知られる一宮町福知地区。今も福知川沿いに濁流の傷跡が生々しく残る中、地元住民は復興に向けて自主的な取り組みを続けており、水害から1年を機に、倒壊した観光用の川床を再建した。【渕脇直樹】 水害当日、福知川に架かる3本の橋が流され、はんらんによって県道の路肩が崩落した。地区で牧場を営む小田友樹さん(51)は牛舎2棟が全半壊し、和牛14頭が流された。小田さんは「我が目を疑う、想像を絶する大水だった」と振り返る。 1年が経過しても、福知渓谷には水害前の美しい風景は戻っていない。今月8日に渓谷を訪れた大阪市の60代の男性は「毎夏、避暑で来ているが、以前の清流は跡形もない」と言葉を失っていた。 この現状に危機感を持った地区住民は、自分たちの力でに
栗原・花山で復興住宅が完成 仮設、今月末で解体終了 2010年8月11日(水)11:00 (河北新報) 岩手・宮城内陸地震で自宅を失い自力再建が困難な被災者向けに、栗原市が同市花山で整備していた市営「復興住宅」2棟のうち1棟が完成し、10日、現地で引き渡し式が行われた。同日、引っ越しも行われ、避難勧告が続き、入居延長が特例的に認められた1世帯(5人)を除き、仮設住宅からの退去が完了した。 復興住宅は木造平屋の3DK(床面積約58平方メートル)。高齢者生活福祉センター「湖畔の里」隣の仮設住宅があった市有地にできた。入居したのは、団体職員三塚良子さん(61)、長女の市臨時職員ひろみさん(35)、良子さんの母昭子さん(83)の3人家族。 引き渡し式で佐藤勇市長は「苦難の2年間だったと思う。これからも生活復興に向けて大変だと思うが、市もしっかり支えたい」と激励した。 ひろみさんは「思った以上
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