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ブックマーク / www.kobe-np.co.jp (29)

  • 神戸新聞|社会|豊岡市が災害対応研修 台風23号禍きょう5年

    20日で発生から丸5年となる台風23号災害で大きな被害を受けた豊岡市は2010年度、今夏の兵庫県西、北部豪雨の教訓も踏まえ、市の災害対応能力を高めるため職員研修に取り組む。外部の専門機関の協力も得て、「防災のプロ」を目指す研修をプログラム化。全国の自治体に活用してもらうことも検討する。(宮下裕史) 今年8月の県西、北部豪雨で死者18人、行方不明者2人を出した佐用町では、20人中12人が避難中、濁流に巻き込まれた。識者は、豪雨水害は避難開始のタイミングや避難場所が状況により変化するため「判断が難しい」と指摘している。 その判断を担い、適切な避難勧告の発令を求められているのが自治体だ。しかし、豊岡市によると、職員らの知識や経験は十分とはいえないという。 例えば、04年の台風23号災害では、10月20日午後8時すぎ、「市内の円山川堤防が決壊した」との情報が消防などを通じて市に伝えられたが、水は堤

  • 神戸新聞|社会|震災資料の検索システムを共同開発 神大と人防

    神戸大学付属図書館(神戸市灘区)と人と防災未来センター(同市中央区)が、所蔵する資料の一部約7万点をインターネットで一度に検索するシステムを共同開発した。両施設で9日始まった合同展「記憶と現在(いま)」で紹介している。同展は、両施設が阪神・淡路大震災以降に収集した資料が並ぶ。来年1月22日まで。(田中陽一) 同図書館の「震災文庫」には現在約4万5千点、同センターには約16万点の資料が保存されている。検索システムは、これらの資料を教訓の発信などに広く活用してもらおう-と両施設が連携して開発、それぞれのホームページから検索できるようにした。さらに、互いの所蔵品を貸し出すなどし、初めての合同展を企画した。 神戸大では、社会科学系図書館と震災文庫の2カ所で約30点を展示。震災直後の新聞号外や、被災者らが避難所で発行した新聞をはじめ、地震発生の午前5時46分で止まった時計や火災で溶けた硬貨などが、震

  • 神戸新聞|社会|「少しでも恩返しを」ボランティア、被災地に続々

    兵庫県西、北部豪雨で大きな被害を受けた佐用町に15日、週末の休日を利用したボランティアが続々と訪れ、泥まみれになった家屋の片付けなどを手伝った。事前申し込み分だけで約1100人が被災地入りする予定。 3カ所ある受け入れ窓口の一つ、県立佐用高校には午前9時の受け付けと同時に、大型バス3台で約120人が訪れた。7月に家族で佐用のヒマワリ畑を楽しんだという伊丹市の会社員高橋孝さん(57)は「少しでも恩返しをしたい」と話した。 同町では約千世帯が支援を求め、1世帯4、5人のボランティアを必要としているという。同町災害ボランティアセンターTEL0790・78・0830(午前9時〜午後2時)(大島光貴) (8/15 15:11)

    youkokitty
    youkokitty 2009/08/17
    兵庫はボラも地産できる、いい意味で
  • 神戸新聞|社会|阪神間から豪雨被災地へ 給水車やボランティア派遣

    豪雨災害を受け、三田市を含む阪神地域の7市1町と阪神水道企業団は12日、「県水道災害相互応援に関する協定」に基づき14〜16日、各日5台の給水車と関係職員を佐用町に派遣することを決めた。 また西宮、芦屋市は県の要請で、家屋の被災状況の調査などにあたる職員を派遣。西宮は14〜16日に5人が佐用町に、芦屋市は13〜16日に5人、16〜19日に4人が宍粟市に入る。芦屋市はさらに、奥池浄水場のろ過水入りペットボトル「芦屋の水」(500ミリリットル)1000を佐用町で配る。 猪名川町は12〜14日、災害ごみの収集を支援するため、ごみ収集車とダンプカー各1台と職員6人を派遣。12日には、2リットル入りのペットボトル648を同町に届けた。 一方、西宮市社会福祉協議会は15日、特定非営利活動法人「日災害救援ボランティアネットワーク」(同市)と共同で、ボランティア30〜40人を佐用町に派遣。尼崎市社協

  • 神戸新聞|姫路・西播磨|仮設住宅受け付け始まる 佐用

    兵庫県西、北部の豪雨で、佐用町は14日、被災者向け仮設住宅の受け付けを始めた。同町役場と上月支所に窓口を設けると、早速61件の申し込みがあった。また、町内の3宿泊施設が被災者の一時受け入れを決めるなど、住民の生活再建に向けた動きが出てきた。宍粟市も仮設住宅の建設を決めた。 同町では14日現在、100人(町まとめ)が10カ所の避難所で生活。また、家屋被害が著しく、2階しか使えない住民も多い。 町は自治会を通じた調査に基づき、同町長尾の雇用促進住宅から41戸の提供を受け、さらに上月地域の町有地2カ所に仮設プレハブ住宅34戸の建設を計画。週明けにも着工し、9月初旬に入居する。雇用促進住宅は来週にも入居できる見込み。 2カ所の窓口には申し込み61件、相談2件があった。町役場の窓口を訪れた近くの主婦(61)は「避難所暮らしは気を使うことが多いし、親せきの家も長居は肩身が狭くなる」と話していた。 また

  • 神戸新聞|事件・事故|姫新線の復旧1カ月超 交通寸断、断水、電話も不通

    兵庫県北西部を中心とした豪雨で9日夜から鉄道や道路が寸断され、停電や断水、電話の不通などの影響が出ている。 ■電力・水道・電話 関西電力によると、10日午前10時現在、佐用町約2600軒▽宍粟市約400軒▽養父市約20軒▽朝来市約70軒で停電している。また、9日深夜から宍粟市一宮町三方町で電話680回線が不通になり、携帯電話もつながらなくなっている。 佐用町では浄水場のポンプが故障。断水が広がっており、夕方には全域で断水となる見込み。 ■鉄道 JR西日によると、姫新線は播磨新宮-津山間が運休。線路の路盤が崩れるなど被害が大きく、復旧には1カ月以上かかる見通しという。播但線も寺前-和田山間が運休。智頭急行(鳥取県)はトンネルや線路に土砂が流入し、上郡-大原間が不通。復旧のめどは立っていない。 ■道路 高速道路は土砂崩れなどで中国自動車道の上り津山-山崎間、下り福崎-津山間で通行止め。播磨道

  • 神戸新聞|事件・事故|濁流町のみ込む 避難途中相次ぐ悲劇 県西・北部豪雨

    浸水して泥にまみれた庁舎内1階を掃除する佐用町職員=10日午前10時29分、佐用町役場(撮影・斎藤雅志) 川からあふれた濁流が、避難中の家族をあっという間にのみ込んだ。用水路のガードレールには息絶えた女性がしなだれ掛かっていた。兵庫県西部や北部を襲った記録的豪雨は10日午前、県内での死者は11人に上り、行方不明者も相次いだ。佐用町は中心市街地が水没し、車は浮き上がって逆さまに。災害対策の拠点となる町役場も職員が2階に避難し、一時停電するなど大混乱に陥った。 ■佐用町 千種川水系の幕山川沿いにある佐用町郷では、町営住宅に住む小林佐登美さん(40)の一家5人ら3世帯計11人が流されたとみられ、井上優里ちゃん(4)が死亡、残る10人が行方不明となっている。 9日午後8時すぎ、町営住宅の数百メートル上流の川から水があふれ、周囲を山に囲まれた集落に流れ込んだ。自治会長岡勝廣さん(65)は「道路も

  • <復興へ>第18部 この国/震災3年目の決算

    (3)支援の格差/広域災害に仕組みなし 「兵庫県で支給される中高年自立支援金は、豊中ではどうなっていますか」 昨年十二月一日、世帯主が四十五歳以上の被災者に月額最高二万円を支給する新制度が、兵庫県内でスタートすると、豊中市に被災者から電話が入った。 「兵庫県の事業で、こちらに制度はありません」と担当者。が、全・半壊一万五千世帯を超える同市の被害は大阪府で最大だ。受話器の向こうから、「同じ被災者なのに」と、納得できない雰囲気が伝わってきた。 支援金の財源は、兵庫県、神戸市が「財団」に出資、貸し付ける震災復興基金。交付税措置など国の関与がなければ成り立たないが、被災自治体の自主的な取り組みという建前である。そこに、府県を境にした差が生じた。 同基金は九五年四月、県などが国に働きかけて実現した。大阪府は「被害が府域全体に占める割合は低い。基金がなくても、通常の枠組みでやっていける」と要望しなか

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