記事一覧 もんじゅの安全評価を妥当と判断 原子力機構報告で検討委判断 (2012年8月1日午前7時08分) 日本原子力研究開発機構は31日、高速増殖炉「もんじゅ」のストレステスト(安全評価)と過酷事故対策が適切かを有識者が議論する検討委員会を敦賀市のアトムプラザで開いた。2次評価として行ったストレステストについて、地震に対しては想定する最大の揺れの強さ(基準地震動)760ガルの1・86倍、津波は想定高さ5・2メートルの4・03倍まで核燃料が損傷せずに耐えられるとの暫定的な評価を報告。妥当と判断された。 原子力機構は今後も委員会の意見を聞きながら評価結果を報告書にまとめる見通しだが、国への提出時期は未定。 委員会は昨年末以来3回目。委員長の片岡勲大阪大大学院教授ら委員7人が出席した。 地震に対してはナトリウムで冷やす炉外燃料貯蔵設備が基準地震動の2・2倍、水で冷やす燃料プールは1・85