電子書籍のフォーマットを統一していこうという動きが、日本で活発化しています。それと同時に、マルチフォーマット対応の電子書籍の販売プラットフォームを構築していく動きもあります。 今、日本の電子書籍の課題の1つは、プラットフォームとフォーマットがいまいち統一できていないことです。例えば、携帯電話の電子書籍市場で主流となっているフォーマットは、ボイジャーの「.BOOK」やシャープの「.XMDF」形式ですが、いずれもクローズドの仕様です。どちらも私は使ったことがありますが、独自の書式のため使いづらい印象を受けます。 日本というのは、フォーマット作りが下手です。NTTドコモの「iモード」携帯電話が1つの例です。iモードは日本国内で圧倒的な支持を得ていた時、スペインやイタリアなどへと世界進出しましたが成功しませんでした。世界各国に広がる「iPhone」とは対照的です。 ガラケーの悪夢から脱却できない大
8月11日、東京・銀座のアップルストアで「電子書籍の未来」と題して、話をしてきました。 お盆休み中にもかかわらず、立ち見も出るほどの盛況ぶりで「電子書籍」への注目度の高さを実感しました。講演ではあまり話せなかったのですが、質問も出て僕も気になった3つのことについて、今回は書いていこうと思います。 ソーシャルリーディングは本の知的コミュニケーションツール化を推進 米アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「Kindle」には、「ポピュラーハイライト」というユーザーが引いたアンダーラインを共有できる機能があります。 例えば、自分で本を読むとき、印象に残った文章にアンダーラインを引いたり、気になるページを折ったり(ドッグイヤーとも言います)といったことをしますよね? でもそれは、あくまで個人の読書体験であり、個人的な備忘録の役割となり、誰かと共有することはあまりありませんでした。それを、オンライン上
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く