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2010年10月11日のブックマーク (2件)

  • 北原みのり|村木厚子さんと東電OL

    村木厚子さんと東電OL 2010年10月10日 文芸春秋10月号、江川昭子さんがまとめた村木厚子さんの手記を読んだ。 事件の経緯だけでなく、村木さんが生きてきた道が丁寧に描かれていた。 村木さんは検察で嘘の調書を強要され、抵抗し続けてきた拘留期間に、こう考えたという。 「検事の土俵にいる限り、私が勝つことなんてありえない。だとすると、やらなきゃいけないのは負けてしまわないこと」 そのために村木さんがしたのは「目標を低く設定すること」だったという。しかも驚いたことにその目標はたった二つ、こういうものだった。 「体調を崩さないこと」 「落ち込まないこと」 目が覚めるような「ケンカの作法」である。「戦い方」である。いったい、私のフェミはなんだったのか、と思った。 私が村木さんの立場に立ったとしたら・・・と想像するだに恐ろしい。 自殺したと思う。 死なずとも心は完全に死んだと、思

    yousuke-m
    yousuke-m 2010/10/11
  • 酒井若菜『優しさについて考えるとき』

    酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba 酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba 優しさについて考える時、私はいつもその人を思い出す。 出会った頃は、嘘つきな人だと思っていた。 「偽善者だね」と人に直接言ったこともある。 「音を言って楽になればいい」と諭すように言ったことだってある。 その人はいつでも笑っていて、私は心からバカみたいだと思っていたし、時間の経過とともにバカじゃないことに気づいてからも、それでも嘘くさいと思う気持ちは変わらなかった。 呆れるほどに良い人。 バカにされて笑われて、悔しくないのかと聞けば「笑ってもらえて嬉しい」と微笑み、 そんなに全部を受け止めていたらあなたの心が壊れる、と心配すれば「人を傷つけるよりは、壊れたほうがずっといい」とあっさり言ってのけ、 悪口を言って共感を求めたときは「分からないなあ」

    酒井若菜『優しさについて考えるとき』