Common Lisp コーディングスタイルについて 一つの文章は、一つ若しくは幾つかの單語から成り立つてゐるのでありますから、 單語の選擇のよしあしが根本であることは、申す迄もありません。そこで、 その選び方についての心得を申しませうなら、 異を樹てようとするな と云ふことに歸着するのであります。それを、もう少し詳しく、 箇條書きにして申しますと、 一 分り易い語を選ぶこと 二 成るべく昔から使ひ馴れた古語を選ぶこと 三 適當な古語が見付からない時に、新語を使ふやうにすること 四 古語も新語も見付からない時でも、造語、─ 自分で勝手に新奇な言葉を拵へることは愼しむべきこと 五 據り所のある言葉でも、耳遠い、むづかしい成語よりは、耳馴れた外來語や俗語の方を選ぶべきこと 等であります。 谷崎潤一郎 『文章讀本』 先づ始めにお断りしておきますが、 ここで述べるコーディングスタイルを コーディン