この連載の第4回で配列を取り上げたとき,C言語のポインタに触れて『ポインタは同じ型のデータが並んでいる状態――すなわち配列を扱うための便利な機能なのだ』と説明した。ポインタと配列は密接な関係にある。第4回では,文字列の扱いを例にchar型配列をポインタで効率的に扱えることを示した。では,もっと複雑な配列ではどうなるのだろう?さらに他のデータ構造では…?そんなわけで今回は,ポインタの持つ便利な機能を追加調査した。 メモリー上に規則正しくデータが並ぶ まずは,ポインタを使った配列操作の基本を簡単におさらいしておこう。配列は同じ型のデータが一列に並んでいることに大きな意味があった。 例えば,Cでshort int型のデータが6個並んだ配列numを宣言するには,以下のように記述する。 short int num[6]; 配列の個々の要素は,添え字(インデックス)を使って明示できる。変数名に続けて,
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