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  • 中東の窓 : イスラエルのイランとの戦闘用意?

    イスラエルのイランとの戦闘用意? 2018年05月02日 12:21 イスラエルイラン イランとイスラエルは前から敵対的関係で知られていますが、最近ではシリアのホムスとアレッポ近郊の軍事基地に対する攻撃(イスラエルは否定しているものの、haaretz net は米の当局の3名がNBC放送に対して、攻撃はイスラエルのF15機により行われ、イランが同所に運び込んだ地対空ミサイルを狙ったものであると語ったと報じている。米当局はイランがイスラエルとの衝突に備えて、これらミサイルの他各種兵器を運び込んだが、イスラエル機の攻撃でイラン人11名が死亡したとしている)があり、その後ネタニアフが、イスラエルはイランが核合意後も核兵器計画を捨てていない証拠を大量に発見したと記者会見で発表する等、このところ緊張が高まっています。 両国関係についてal qods al arabi net とal jazeera

  • 中東の窓 : イスラエルはシリアの虐殺を止められた(イスラエル紙のコメント)

    イスラエルはシリアの虐殺を止められた(イスラエル紙のコメント) 2016年12月21日 18:05 イスラエルシリア イスラエルのy net news は、「イスラエルは簡単にシリアの虐殺を止められた」というコメントを載せています。 そおコメントは、イスラエルが虐殺を止めるために介入しなかった理由は、ww2の際、連合国がナチスのホロコーストを止めるためにアウシュビッツ等を爆撃しなかった口実と同じで、、今後ユダヤ人の良心に重くのしかかるだろうとしています。 このコメントは、個人の意見を載せたものですが、極めて大きな記事として扱っているということは、イスラエルのメディアの中にもこのような考えを有する者が少なくないということだろうと思います。 このような考えは、現実の中東の状況からは程遠い、非現実的な意見かと思います(イスラエルが動けば、それだけで、全てのアラブとイランが大きく反発、反イスラエル

  • 中東の窓 : シリア情勢

    シリア情勢 2016年10月03日 14:40 シリアロシア シリアでは相変わらずロシア機が東アレッポに激しい空爆を加え、shawqi hilal病院を破壊し、ロシア軍機が破壊した病院は4つになったとのことです。 ロシア軍機と政府軍機の空爆は東アレッポの20か所に対して行われている由。 このようなロシア軍機と政府軍機の激しい空爆の支援を受けて、地上でも政府軍と民兵等はhandrata難民キャンプ等北アレッポの多くの地域を占拠した模様です。 al jazeera現地特派員等によると、政府軍は難民キャンプからさらに前進し、反政府軍をその補給路であったkasteelo道路すでに政府軍が制圧済み)からさらに遠ざけようとしている模様の由。 このような軍事情勢を背景に、政府軍は東アレッポの反政府軍に対して、安全通路を保障するとして、東アレッポから撤退するように要求している由。 これに対して反政府軍は、

  • 中東の窓 : コプト襲撃事件(エジプト)

    コプト襲撃事件(エジプト) 2016年05月26日 15:59 エジプト人権問題 エジプトでは、時々多数派のイスラム教徒と少数派のコプト教徒(キリスト教の一派。エジプト土着のキリスト教)が砲突する事件が起きますが、al arabiya net はカイロの南のメニア県で、イスラム教徒がコプト教徒を襲い、その家を焼く事件が発生したと報じています。 記事によると、キリスト教徒の青年がイスラム教徒の婦人と関係があるとの噂が広まり、それを信じた青年たちが暴力行為を行ったとのことです。 記事によると、メニア県知事は、ムスリム同胞団がこの事件で、青年たちを扇動したが、そお後事件は収まったとしている由。 他方、地元キリスト教指導者等によると、2人が関係しているとの噂が出て、青年には脅迫状が舞い込み、他所へ避難せざるを得なくなり、彼の両親が警察に相談していたが、その夜300名の青年が暴力をふるい、複数の家を

  • 中東の窓 : ダルフール紛争の再発

    ダルフール紛争の再発 2016年04月07日 16:54 スーダン人権 これはある意味で忘れられていた紛争の典型でしょうか。最近の中東ではシリア、イラク、イエメンの内戦やISの大規模テロ、無数の難民のの欧州への流入等のニュースで、すっかりニュース面から姿を消していましたが、スーダンのダルフールの悲劇はまだ続いていました。 アラビア語メディアは、スーダンの西部のダルフールで、この1月以来スーダン軍とダルフール解放戦線との間の紛争が再発し、国連PKO担当官は安保理あての報告で、3月末日には、10万3000名の難民が生じているとした報じています。 同担当官によれば、紛争が特に激しいのは、ダルフール中部の東北部の山岳地帯のmurra山で、人道援助組織によると難民の数は13万8000名に上る由。 ダルフールには国連とアフリカ連合の合同のPKO(UNAMID)が配置されているが、スーダン政府の移動制限

  • 中東の窓 : アフガニスタン難民のイランからの逃走

    アフガニスタン難民のイランからの逃走 2015年11月04日 21:36 イラン難民 al arabia net は、スウェーデン放送の報告書によると、11000名のアフガン難民(その大部分は18歳未満の児童の由)がイランでシリアでの戦争に駆り出されることを恐れて、欧州に難民として移動したと報じています。 記事の要点は以下の通りですが、これまでもイランがイランに居住するアフガニスタン人をシリア内戦へ送り出していると言う報道はしばしばあり、事実確認はできないものの、恐らくその通りかと思われる記事ですので、要点のみ次の通り。 報告書によると、アフガニスタン青年でスウェーデン及び欧州諸国に難民として到着した者の大部分は、アフガニスタンから来たものではなく、イランから流れてきたものの由。彼らはシリア内戦に徴兵されることを恐れて欧州に逃れてきたよし。 報告書によると2015年だけで、11000名に近

  • 中東の窓 : トルコ―クルド関係

    トルコ―クルド関係 2015年10月14日 20:47 トルコクルド シリアを巡る諸国、勢力間の関係は、極めて複雑で、なかなか把握しきれrませんが、またそのような複雑な情勢を象徴するような事件が起きました。 米国が、シリアの反政府勢力に武器を空中投下したことは先日お伝えしましたが、どうやら投下した相手はシリアのクルド勢力のPYDだったようです。アラビア語メディアでは「反政府軍」とあるので、当方は自動的に自由シリア軍等を指すのかと思っていました。 このPYDはトルコの天敵PKKのシリア版で、トルコが大きく警戒している相手で、このニュースを聞いたトルコ首相は激怒して(hurryiet net の表現を使えば、apopletic憤激して爆発寸前というところか!!)、早速トルコ外務省が米大使を招致して、トルコの強い懸念を伝えた由(「外務省」とあって、外相とないので、トルコの不愉快さを伝えるためにわ

  • 中東の窓 : シリア情勢(ロシアミサイルのイラン落下等)

    シリア情勢(ロシアミサイルのイラン落下等) 2015年10月09日 17:59 シリアロシア シリア情勢につき、アラビア語メディアからとりまとめたところ次の通りです。 ・ロシアがカスピ海の艦艇からシリアに対してクルーズミサイルを発射していますが、米軍筋は8日、ロシアのミサイル4発が7日イランに落下したと語った由。 ・これに対して、ロシアは総てのミサイルがシリアに着弾したとして、イランへの落下を否定しました。 又当初、イランもイランへの落下を否定したと報道されました。 ・然るに、イランの公的通信irna は9日、ロシアのミサイルがイランの西北部に落下したと報じた由。 それによると、イラン西北部のアゼルバイジャン県で、飛行物体が、空中分解して破片が落下するのが目撃された由。 又アゼルバイジャン知事も、同市から35kmのqazqaban 村に落下し、ガラス等がわれたと語った由。 因みにロシア国防

  • 中東の窓 : 観光地に対するテロ(チュニジア)

    観光地に対するテロ(チュニジア) 2015年06月26日 21:34 チュニジアテロ 仏では南部のリヨン近くの町でテロがあった模様ですが(CNNもBBCも双方として、犯人の背景などは未だ報じていなかったが、al arabiya net はISの仕業と報道していた)、それとは無関係でしょうが、チュニジアでも26日有数の観光地でテロが生じ、死者が多数出た模様です。 テロに襲われたのはチュニジア第3の都市で、有数の観光地のスースで、そこのビーチのimperial marhaban というホテル(どの程度のホテルか、邦人が利用するホテルか否か記憶はない、恐らくは欧州人が多く利用するホテルと思われる)の前で、テロリストが、観光客等に銃撃を加え、警備と銃撃になった由。 目撃者によると、死者は19名で、さらに増える可能性もある由。 発砲したのは1名で、射殺されたが、これを援護したもう1名は逃走した由。

  • 中東の窓 : シーア派モスクでの自爆テロ(クウェイト)

    シーア派モスクでの自爆テロ(クウェイト) 2015年06月26日 20:28 クウェイトイスラム クウェイトのシーア派モスクで26日、午後の礼拝時間に爆発があり、少なくとも6名が死亡し、多数が負傷した模様です・ 目撃者は、礼拝の最後にかかったところで、一人の男が乱入し、allah akbar云々と叫び、自爆したとのことです。 事件を受けクウェイト主張も現場を訪問した由。 http://www.alquds.co.uk/?p=363261 http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2015/06/26/-الكويت-قتلى-وجرحى-بانفجار-في-مسجد-للشيعة.html 取り敢えずのところは以上で、これまでのところ犯行声明も出ていない模様です。 クウェイトには少数派としてのシーア派も存在する半面、富裕層の中には福祉団体への寄

  • 中東の窓 : ISの蛮行

    ISの蛮行 2015年02月04日 10:05 ISヨルダン ISの蛮行は尽きるところを知りません。 今度は拘束していたヨルダンのパイロットを、檻に入れて生きながら焼き殺すという残酷な映像が公開されました。 これに対してオバマ等世界各国の首脳、政府、国連事務総長も、最大限の言葉でこの蛮行を非難していますが、アンマンでも映像がTVが繰り返し放映し、人々は街に出て口々に報復を要求しているとのことです。 ヨルダン国王も急遽訪米を切り上げ、帰国する模様ですが、ヨルダン軍も報復を声明したとのことです。 操縦士は後藤氏が殺害された時にはかなり前に殺されていた(1月3日という報道もある)とのことですが、その映像を今頃になって何故ISが公開してきたのかは、勿論説明もありませんから不明ですが、先日は邦人二人でテロに弱い日を揺さぶり、今度は空爆に参加している国の中では最も脆弱なヨルダン(国内には前から空爆参

  • 中東の窓 : シナイ半島のテロ(エジプト)

    シナイ半島のテロ(エジプト) 2015年01月30日 08:53 エジプトテロ 日はこれから定期テストですので一言だけ イスラム過激派のテロはアラブ世界でも重大な脅威ですが、これまでもansar bet al maqdis などアルカイダ系のテロ組織が活動していた、シナイ半島の北部のエルアリ―シュで、軍及び警察の拠点に対して、爆発物が仕掛けられ、少なくとも29名が死亡し、30名以上(45名との報道もある)が負傷した模様です。 上記グループが犯行声明を出した由 また近くのラファアでもテロリスト(複数)とおぼしき男たちが、検問所を襲い、大尉1名死亡、兵士6名が負傷した由。 報道が事実であれば、昨年10月だったか以来の、治安当局の大きな被害だと思いますが、とりあえず http://www.aljazeera.net/news/arabic/2015/1/29/قتلى-وجرحى-في-هجو

  • 中東の窓 : 邦人人質事件に関する「識者」の論調

    邦人人質事件に関する「識者」の論調 2015年01月27日 20:32 ISテロ 読者からもコメントがありましたが、邦人人質事件に関しては、(当然のことながら)中東専門家とされる人たちが盛んに発言していますが、中にはどうかと思われるような意見も見らるので、普段国内の論調等については、殆ど触れないのですが,矢張り余りに為にする議論も多すぎる気がしてならないので、敢えてコメントを書いておきます。 ・これらの議論には基的に二つあり、一つは最近の安倍政権の積極的平和政策が中東諸国の対日不信感を深めていたところに、今回の安倍総理の中東歴訪が、この不信感を呼び覚ましたというものであろう。 そもそも中東諸国などと一派ひとからげにできるほど中東は単純ではないが、外国の対日観という場合には基的には政府のそれと国民感情のそれとがある。 特に中東諸国のように政府の力が強いところでは、当然政府の対日観がまず重

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