浄土真宗本願寺派の同寺が、同宗の宗祖とされる親鸞(しんらん)をしのぶ年中行事「報恩講」に合わせて企画した。御堂内にステージ照明やプロジェクターなどを設置し、トランス系のテクノ音楽に合わせて仏教の教えを唱(とな)える。法要後には同派布教使による法話も行う。テクノ法要は5月の「極楽音楽花まつり」に続いて2回目。 同寺17代住職の朝倉行宣さんは20代のころ、京都で舞台照明やDJの仕事をしていた経歴を持つ。昨年10月に住職継承を受けたのを機に「自分の好きなことをやらせてもらおう」と、長年温めていた「お経とテクノを融合した法要」を行うことにしたという。 奇抜なアイデアのようだが「ご本尊を安置する『内陣』を照らすのは仏教本来の在り方」と朝倉さん。「あらゆる照明器具がある現代は、蛍光灯などで照らされた外陣の方が明るく感じるという逆転現象が起きている。お浄土を美しく見てもらおうと夜の法要にすることを決め、
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