大阪市の橋下徹氏が週刊朝日記事に噛みついている。 週刊朝日が連載した記事が気に入らないのだという。 記事は作家の佐野眞一氏が執筆したもので、橋下徹の人物像を徹底的に検証するもののようである。 橋下氏が問題にしているのは橋下氏の実父の出身地が被差別部落にあたるとの記述があるというものである。 私はまだ朝日記事を読んでいないので事実関係を確認できないが、特定の地名を表示して地名と被差別部落を直接結び付ける表現を取っているとするなら、それは問題である。 かつて「部落地名総鑑」という書物が大きな問題になった。 全国の被差別部落の名前・所在住所などが一覧のかたちで記された差別図書である。部落出身者を就職時や結婚の際に排除・差別することを目的として、興信所や探偵社が密かに出版し、多数の大企業や個人などに「極秘資料」として販売していたものである。 部落問題は日本に残存する、現世の不条理、理不尽を代表する
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