帰ってきたウルトラマンに引き続く、第2期ウルトラシリーズ第2弾。 本作は怪獣に代わる超獣の設定、シリーズ初の敵役レギュラーである異次元人ヤプールの導入等、目新しい設定を取り入れた意欲作であるが、何と言っても男女合体変身という従来の概念を打ち破った設定が斬新である。 この設定は、男女を超越した超人こそ真のヒーローであるという市川氏の信念により生まれたとされているが、北斗と南を演じた2人もそれに応える見事な演技を披露していたと思う。 ただ、残念なことにこの設定は夕子が月星人であったという唐突な設定により、終わりを告げる。 これは男女合体変身は子供の遊びに馴染まないことや、ストーリーの作りにくさ等が原因として挙げられているが、ヒーロー同士の愛を描くという展開があまりにも進歩的過ぎたので路線変更したのではないかと個人的には思っている。 結果北斗1人変身となるが、このことによって離れていった女性ファ