子どもが学校に通い始めてから、「不器用・ぶきっちょ」「運動音痴」「字が汚い」などと言われることが増え、心配している保護者の方も少なくないのでは。もしかするとそれは、DCD(発達性協調運動障害:Developmental Coordination Disorder)という神経発達障害かもしれない。 3月14日『イラストでわかるDCD(発達性協調運動障害)の子どものサポートガイド 不器用さのある子の「できた!」が増える134のヒントと45の知識』(合同出版)が発売された。 「不器用」と呼ばれるDCD(発達性協調運動障害)の子どもたちは、約5~6%いるという。ADHDの約5%と同じくらい、自閉症スぺクトラム障害 (ASD) の約1%と比べ、はるかに高い割合だ。困っている子はたくさんいるのに、まだまだ認知度が低く、ほかの子と同じようにできないのは、本人のやる気の問題や努力不足と誤解されてしまうこと