ブックマーク / urag.exblog.jp (9)

  • メモ(27) | URGT-B(ウラゲツブログ)

    アマゾンが「返品可否の確認」と題した何やらとても抽象的な返品依頼を突如としてメールで送りつけてきました。送信日は、よりによって、今般の「バックオーダー中止以後の概況」についての説明会で提示された直取引をめぐる新条件の、有効期限最終日の日没どきです。非常に嫌なタイミングとしか言いようがありません。 1)仕入れた取次へ返品すべき。日販か大阪屋栗田か、返品先が不明瞭では了解できない。 2)返品理由が曖昧。長らく不稼働、の「長らく」の基準が示されておらず、アマゾンの需要予測自体がそもそも疑問になってくる。 3)以上のことを問い合わせようにも、メアドと部署名だけで、担当者名も電話やFAXなどの連絡先も何も書いていないのは非常識。 4)回答期限まで3~4営業日しかないのは一方的過ぎる。 5)バックオーダー中止と同じく、このやり方※は版元には「恫喝」に見えがち。 ※このやり方・・・アマゾンのメール文中に

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  • メモ(16) | URGT-B(ウラゲツブログ)

    故桑原武夫先生のご遺族が京都市に寄贈した蔵書1万421冊を一昨年、市右京中央図書館副館長だった女性職員(57歳、生涯学習部部長から課長補佐へ降任)が廃棄していた件の無残さは言うまでもありません(毎日新聞、京都新聞その1、その2、読売新聞、日経済新聞、朝日新聞)。おそらく蔵書家の多くはそもそも以前から図書館への寄贈に懐疑的だったはずですが、それを念押しする一例となってしまいました。 目下、出版業界をざわつかせているのは、「7月1日問題」です。版元営業の「記述師文庫堂」さんのツイートや、ひつじ書房のM社長のfacebookでの投稿をご参照ください。アマゾンから日販に日々飛んでいるバックオーダー(既刊書補充発注)の終了予定が6月30日なのです。この件については留意すべきことがドミノ式に増えていくため、まとめるのがしんどいのですが、しいてまとめると以下のようになります。

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    yoyoprofane
    yoyoprofane 2017/05/06
    “ジャスパー”
  • 備忘録(29) | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◆2016年6月1日17時現在。 「新文化」2016年6月1日付記事「トーハン、八重洲BCの株式49%取得。山﨑厚男氏が社長に」に曰く、「トーハンは5月31日、取締役会を行い、鹿島建設グループから八重洲ブックセンターの株式49%を取得することを決議し、同日に株式譲渡契約書と株式間協定書を締結した。〔・・・〕八重洲BCの代表取締役社長には7月1日付でトーハン元社長の山﨑厚男氏が、取締役会長には八重洲ブックセンター社長の吉野裕二氏が就く」と。 2012年12月におけるブックファーストの子会社化と違い、100%の株式取得ではないにせよ、驚きを隠せない業界人も多いようです。旗艦店である東京駅前の八重洲ブックセンター店は日販とトーハンのダブル帳合でしたが、今後はトーハン一になるわけです。このところトーハンは、リブロ池袋店(日販帳合)閉店後に出店した三省堂書店池袋店のメイン帳合をつとめていますし

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  • 栗田出版販売の民事再生に関する心配事あれこれ(3) | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ◆7月2日15時現在 東京商工リサーチの「TSR情報」(全国版)案内速報7月1日号として栗田出版販売の債権者リストが掲載され、同7月2日号では「その2」が掲載開始になりました。名簿が長大なものになっているだろうことが窺われます。債権者リストは会員登録(月額使用料あり)の上、倒産企業1件あたり2,000円、パソコン画面での一覧表示が1画面あたり100円~1000円(リストの長さによる)とのことです。帝国データバンクでもいずれ債権者名簿を見れるようになるのかなと思います。「帝国ニュース購読者限定サービスとして、債権者名簿を閲覧・検索したり、ご指定の業種・エリアの倒産速報をメールで受け取れるオンラインサービスもお使いいただけます。※ご利用には帝国ニュースを購読の上、ユーザ登録が必要です」と。 閲覧された方々の感想がつぶやかれ始めています。 「栗田出版販売株式会社の債権者名簿見てるけど、でかいとこ

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  • 栗田出版販売の民事再生に関する心配事あれこれ | URGT-B(ウラゲツブログ)

    取次第4位の栗田出版販売が日(2015年6月26日)に民事再生法の適用を申請したとの報道が出ています。25日〆の翌日、しかも金曜日夕方にマスコミへ発表だなんて、ずいぶん周到じゃないですか。社では今日通常通り業務されていましたよね、ほとんどの版元や書店にはむろん何も伝えてない。 【21時追記:申請が15時、保全命令が16:50に出たということで、そのあと栗田や大阪屋では来社していた版元に説明を始めたようです。また、来週からの出荷の納品先や伝票の書き方については栗田や大阪屋からFAXで取引先に案内が順次開始されるだろうと耳にしました。】 【21時半追記:ついに栗田からFAXが届きました。全17枚、うち2枚は大阪屋名義です。不鮮明なので読みにくそうですが、これから読みます(溜息)。】 【23時追記:仕事を挟みながらA4サイズ17枚をようやく読み終わりました。疲れた・・・。当エントリーに書いた

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  • 太洋社本社移転の影響を考える | URGT-B(ウラゲツブログ)

    専門的な話ですが、同様の案件をお持ちの版元さんもおられるかもしれないと思い、以下に記します。 出版取次の太洋社が社移転の案内をついに出版社に通知し始めました。8月25日(月)から、仕窓口は地下鉄銀座線「末広町」駅至近のビルに移ります。「注文品物流」は戸田市美女木の同社戸田センターに集約するようです。物流拠点の移転はこれまで取次各社が時代の推移とともに行ってきたものですから、これについては今は脇におくとします。少しやっかいなのは、仕入窓口の移転の影響です。 弊社は日販、トーハン、大阪屋、栗田、太洋社の5社に新刊の見出しを1人で行っています。利用する交通機関は電車とバスで、あとは徒歩(一部タクシー)です。新刊見の際に自転車や自動車を利用する版元さん、複数の人数で見出しする版元さん、郵送や宅配便ですべて済ませる版元さん、あるいは新刊見を納品で済ませる版元さんなど、事情はそれぞれ異なると

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  • まもなく発売:共和国新刊第1弾2点同時発売! | URGT-B(ウラゲツブログ)

    今春創業された新しい出版社「共和国」さんからいよいよ近日、シリーズ《散文の時間》の新刊二点が発売されます(2014年6月24日頃)。装釘は、共和国の素敵な星型の社章も手掛けられた宗利淳一さんです。 扉裏に印刷された、シリーズ《散文の時間》(欧文表記は、Soul of Prose)のコンセプトは以下の通りです。「散文、というと耳慣れない印象を抱かれるかもしれませんが、かつて、日のある作家たちのグループは、「散文精神」をモティーフに掲げました。それは自分たちが生きる時代の現実にたいして、「どんな事があってもめげずに、忍耐強く、執念深く、みだりに悲観もせず、楽観もせず、生きぬく精神」のことです。このシリーズもまた、現在のような時代だからこそ、そうした精神を共有したいと思います。/わたしたちをとりまく社会や文化のさまざまな物事をめぐって、ジャンルを超えた多彩な著者とともに考えながら、ページを閉

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  • 新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん | URGT-B(ウラゲツブログ)

    このところチェーン店さんの閉店が続いています。書原六木店(栗田帳合、5月17日)、ブックストア談新大阪店(文教堂傘下、日販帳合、5月31日)、ジュンク堂書店高崎店(トーハン帳合、6月3日)。BS談はJR大阪駅の改良工事に伴う閉店で、いずれ再開するかもしれませんが詳細未定。J高崎は、2008年10月に開店したコミック専門店「COMICS JUNKUDO高崎店」を2010年5月28日にワンフロア増床して、総合書店に改装した店舗でした。専門書を手広く扱う書店さんがなくなるのは残念です。 2013年6月21日(金)再開店予定 宮脇書店水戸南店:図書300坪 茨城県東茨城郡茨城町長岡3480 イオンタウン水戸南内 大阪屋帳合。弊社へのご発注は芸術系既刊書数点。同ショッピング内での移転のため、5月26日でいったん閉店し、来週リニューアルオープンとのことです。 +++ 写真:大阪屋の旧「東京社」、

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  • 書影公開・近日発売:中平卓馬写真集『都市 風景 図鑑』 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    オンライン書店bk1では現在予約受付中です。 近日発売予定の中平卓馬写真集『都市 風景 図鑑』(マガジンワーク1964-1982)の書影を公開します。装丁は中島浩さんによるものです。B5判(タテ257mm×ヨコ182mm)並製ソフトカバーで652頁(カラー172頁)、束(の厚さ)が40mmほどある分厚い写真集です。1964年から1982年にかけて雑誌で発表された写真を集めたもので、当時のネガは写真家自らほとんど焼却してしまっているため、書収録の雑誌掲載でしか見られない写真が多数あります。作品の重複や掲載雑誌の紙と印刷の経年劣化もそのままに、写真家の当時を集成したものとなっております。巻末には清水穣さんによる解説を付しています。 書名:都市 風景 図鑑 写真:中平卓馬 判型:B5判ソフトカバー652頁(4C=172頁) 定価:税込6,720円(体価格6,400円) ISBN:978-4

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