手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病が九州で猛威を振るっている。3日から9日までの1週間の1医療機関当たりの患者報告数は、九州全県で警報基準値を上回っており、福岡県では過去5年間で最多の患者報告数となった。長崎県は「さらなる流行の拡大」を懸念。5週連続で増えた佐賀県も警戒を強めており、手洗いの励行に加え、タオルの共用を避けて感染予防に努めるよう求めている。【新井哉】 九州7県の中では、鹿児島の患者報告数が最も多く、前週比約6%増の14.02人。4歳未満が全体の9割近くを占めている。保健所管内別では、川薩が34.5人で最も多く、警報基準値(5.0人)の7倍近い報告数となっている。 福岡の患者報...
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