ブックマーク / www.jmedj.co.jp (5)

  • 【識者の眼】「COVID-19に対するイベルメクチンの現時点のEBM」倉原 優|Web医事新報|日本医事新報社

    【識者の眼】「COVID-19に対するイベルメクチンの現時点のEBM」倉原 優 No.5080 (2021年09月04日発行) P.55 倉原 優 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科) 登録日: 2021-08-10 最終更新日: 2021-08-10 この1年、SNSで論争が繰り広げられているテーマの1つに「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するイベルメクチン」がある。先に書いておくが、2021年8月9日時点での結論としては、コクランレビューによれば「COVID-19の予防・治療に対する使用を支持しない」というのがユニバーサルコンセンサスである1)。 この一件で、医学生に「EBMとは何か」というテーマで1時間の講義ができるくらい、良い点・悪い点の縮図が観察された。 疥癬に対するイベルメクチンが有効であることは疑いようがないが、これがCOVID-19となると一からエビデ

  • [緊急寄稿]日本の新型コロナ対策は成功したと言えるのか─日本の死亡者数はアジアで2番目に多い(菅谷憲夫)|Web医事新報|日本医事新報社

    [緊急寄稿]日の新型コロナ対策は成功したと言えるのか─日の死亡者数はアジアで2番目に多い(菅谷憲夫) No.5014 (2020年05月30日発行) P.30 菅谷憲夫 (慶應義塾大学医学部客員教授,WHO重症インフルエンザガイドライン委員) 登録日: 2020-05-20 最終更新日: 2020-05-20 1.    SARS-Coronavirus-2(SARS-CoV-2)の日の流行 世界保健機関(WHO)は,年3月11日に新型コロナウイルス〔SARS-Coronavirus-2(SARS-CoV-2)〕のパンデミックを宣言し,日国内でも,2020年3月から流行が格化した。4月7日に,東京,神奈川,千葉など7都府県に緊急事態宣言が出て,4月16日には,宣言が全国に拡大された。5月に入り,日の流行も終息傾向が見られるようになった。Social Distancingや休校

  • ■NEWS アビガンより有効な抗ウイルス薬は「幻想」―開発者・白木氏が緊急寄稿第3弾|Web医事新報|日本医事新報社

    ■NEWS アビガンより有効な抗ウイルス薬は「幻想」―開発者・白木氏が緊急寄稿第3弾 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の有力候補として注目され、国内治験もスタートした「アビガン」(一般名:ファビピラビル)について、開発に携わった白木公康富山大医学部名誉教授(千里金蘭大学副学長)が日医事新報4月4日号に寄稿(4月1日よりWeb医事新報で先行公開)。COVID-19に対して期待されるアビガンの効果や副作用について解説し、「現時点で、アビガンより有効な抗ウイルス薬は幻想でないか」との見方を示した。 アビガンは耐性ウイルスができない COVID-19パンデミックを受け、白木氏は日医事新報3月21日号、3月28日号、4月4日号に3週連続で緊急寄稿。 3回目となる今回の寄稿では、耐性ウイルスが生じないアビガンのメカニズムについて詳しく解説し、他の抗ウイルス薬と比較した場合のアビガ

  • 【識者の眼】「新型コロナウイルス感染症:感染ピークを抑えている?」岩田健太郎|Web医事新報|日本医事新報社

    【識者の眼】「新型コロナウイルス感染症:感染ピークを抑えている?」岩田健太郎 No.5007 (2020年04月11日発行) P.56 岩田健太郎 (神戸大学医学研究科感染治療学分野教授) 登録日: 2020-04-02 最終更新日: 2020-04-02 「新型コロナウイルス感染対策は封じ込めのフェーズは終わった、これからは感染のピークを下げて、ずらす方向にシフトすべきだ」という専門家会議の見解を耳にした。 この大方針は概ね、正しい。急激な、指数関数的感染拡大が起きてしまうと中国・武漢のように万単位の患者が発生し、たくさんの死亡者が出る。韓国もこれで苦しんだ。稿執筆時点ではイタリア、フランス、スペインといったヨーロッパ諸国で同じことが起き、米国ではニューヨークが同じように苦しんでいる。急激な患者の拡大は医療を圧迫し、医療者を疲弊させ、医療リソースは枯渇する。それは結局患者のアウトカムに

  • 【識者の眼】「新型コロナウイルス感染症:『怪しい民間療法』と『不安・恐怖』は表裏一体」大野 智|Web医事新報|日本医事新報社

    【識者の眼】「新型コロナウイルス感染症:『怪しい民間療法』と『不安・恐怖』は表裏一体」大野 智 No.5001 (2020年02月29日発行) P.59 大野 智 (島根大学医学部附属病院臨床研究センター長) 登録日: 2020-02-14 最終更新日: 2020-02-14 新型コロナウイルス感染症の話題が、連日テレビのトップニュースで報道されている。そして、国民感情としては、パニックとまではいかなくても浮足立っている状況になっているのではないだろうか? このように国全体が不安に襲われているような状況に際して、きまって便乗してくるのが、怪しい民間療法である。「ニンニクをべると感染予防になる」「ゴマ油を塗ると予防できる」など根拠のない大量の情報が拡散している現状を、世界保健機関(WHO)は「インフォデミック(Infodemic:情報の伝染という意味のinformation epidemi

  • 1