言語症状を熟字訓の音読と意味記憶の障害という視点で検討 名古屋大学は9月3日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っている約半数の症例で、「田舎(いなか)」や「昨日(きのう)」などの漢字二文字以上の熟字全体に、日本語の訓をあてて読む熟字訓を読むことが困難となることを明らかにするとともに、熟語の音読障害を引き起こす脳のネットワーク異常の解明に初めて成功したと発表した。この研究は、同大脳とこころの研究センター/同大大学院医学系研究科神経内科学の小倉礼研究員、同大特任教授/愛知医科大学の祖父江元理事長、藤田医科大学神経内科学の渡辺宏久教授、同大学大学院医学系研究科神経内科学の勝野雅央教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「EBioMedicine」電子版に掲載されている。 画像はリリースより 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動まひや筋萎縮など、運動系の症状を主体とする神経変性疾患。行動や言語
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