途中で充電せずに東京―大阪間を走る予定の電気自動車=舘内さん提供 電気自動車(EV)で、途中で充電せずに東京―大阪間560キロを走りきろう――。こんな試みに、自動車評論家で市民団体「日本EVクラブ」代表の舘内端(たてうち・ただし)さんらが挑戦する。成功すれば、公道での連続走行で世界最長記録になる見込みで、ギネスブックにも申請する。 EVは走行中に二酸化炭素(CO2)を排出せず、次世代自動車として普及が期待されているが、電池の能力に制約され、1回の充電で走れる距離はガソリン車より短いとされる。世界初の本格的な量産型EVとして7月に発売された三菱自動車の「アイミーブ」は160キロ。舘内さんによると、実験車の記録でも400キロ程度だという。 舘内さんらは、自動車メーカーなどと協力して、市販のガソリン軽自動車を改造。モーターと、高価だが性能の高い電池を床下などに積み、最高速度140キロ、計算