改正薬事法(概要PDF)がこの2009年6月1日に完全施行される予定だが、目前に迫ったこの時期にきてもインターネットを含めた通信販売のあり方などについては、その混乱の度を極めている。 簡単に改正薬事法に関するこれまでの経緯を振り返っておく。基本的に現行の薬事法(昭和35年法律第145号)は1960年に施行されたものだ。これが、1990年代に入ると国により政策として薬事法に関連する規制改革がさまざまに実施され始まった。1998年には栄養ドリンクが、2004年にはビタミン剤や整腸剤が、といった形で医薬部外品の指定範囲が新しく指定され、コンビニエンスストアなど薬局以外の店舗でも取り扱えるようになったことなどがある。 そして、今回完全施行されようとしている改正法は、2006年6月8日に衆院本会議で可決・成立した改正薬事法案に端を発する。店頭医薬品(一般用医薬品)をリスクに応じて3区分に分け、副作用
![改正薬事法の完全施行は土壇場で厚労省がどんでん返し--委員の不信感も募り混沌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8f478c3252fab1df2e3f70b146f9d81d31f6e5b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2010%2F12%2F11%2F6522b453167f36a2734eb544018457a6%2Fstory_media%2F20392675%2Fdrag_184x138.jpg)