Linuxカーネルをいじっていると、そのカーネルが起動しないことがよくあります。その原因は、カーネルの修正ミスはもちろん、initrdの作成ミスなど、いろいろ多岐に渡ります。なので、「今回はこのカーネルで立ち上げるけど、起動に失敗することもあるので、失敗したときはいままで使っていた実績のあるカーネルで起動してね。」、みたいなことをブートローダにお願いしたくなります。 もちろんコンソールの前に仁王立ちし、ブートローダが起動したタイミングを逃さずパラメータを入力するという方法はありますが、スマートじゃないですよね。また、 リモートで作業を行うこともあるし、カーネルを入れ替える時間(リブートしているとき)をトイレタイムやコーヒータイムとして使いたいときもあります。 ブートローダとしてliloがデフォルトであった時代は、こういうときには lilo -R をよく使ったものです。/etc/lilo.c