奈良県で繰り広げられている平城遷都1300年祭を盛り上げてきた「せんとくん」と「まんとくん」、そして「なーむくん」の3キャラクター。 祭終了後の来年以降の活動について、明暗が分かれている。せんとくんは実績を買われて県の観光キャラとして続投が決まり、なーむくんも出身母体の寺院団体のイメージアップ役に内定。しかし、市民団体公募のまんとくんは現在〈就活中〉で、新たなスポンサー探しに躍起だ。 2008年2月に公式マスコットとして発表されたのが、せんとくん。当初は「かわいくない」などと批判され、なーむくんや、まんとくんが生まれるきっかけとなった。しかしその後、人気を盛り返し、今ではぬいぐるみや菓子などのライセンス契約が約40億円。県は来年以降も観光キャラに継続起用する方針で、作者の籔内佐斗司さんの内諾も得ているという。